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絵で会社を語ろう ~ミライフビジョンアート~ サムネイル画像

絵で会社を語ろう ~ミライフビジョンアート~

株式会社ミライフ、代表のスケさん(佐藤ユウスケ)です。

今日はここ数か月準備してきた、「ミライフビジョンアート」のお披露目です。今日から5回に渡って、ミライフカルチャーに関する連載をしていきたいと思いますので、よかったらお付き合い頂けると嬉しいです。

44歳のおじさんが美大にいく
この話は、僕が44歳にして、「美大に行きたい!」って思ったところから始まります。BIOTOPEの佐宗さんのSNSの発信で、多摩美術大学でやっているTCL(多摩美クリエイティブリーダーシッププログラム)という講座を知り、瞬間的に、「あ、これ、僕の考えてきたことと一緒だ!」って思いました。

それはどういうことかと言うと、一つは「事業と組織は両輪」という経営の考え方と、もう一つは「ビジョン思考×デザイン思考」で戦略を実行していくこと。ミライフでは創業以来、試行錯誤しつつも、この2つ(4つだけどw)を追及してきました。なので、TCLのことを知った時は、電流が走り、それと同時に申し込みました。

TCLの講座は全11回で、佐宗さんのビジョンのアトリエをスタートに、デザイン経営で有名な永井先生、丸橋先生、KESIKIの石川俊介さんなど、豪華講師陣と共に、デザイン思考で事業構想していくのがメインプログラム。そして、最終日は、個人として、TCLで学んだデザイン経営であり、デザイン思考をどう活かしていくかというプレゼンテーションで締めくくるというプログラムでした。せっかくの機会なので、最終日のプレゼンに合わせて、ミライフという会社をアートにしたい!と思いつきました。

 

生態系を描きたい生態系

【画像出典】大阪府HP「生態系と生物多様性とは」

思いついたのはいいけれど、僕は絵が全く描けない。。。そこで、声を掛けたのが、ケンスケ(山下健介)でした。ケンスケは元リクルートマネジメントソリューションズでコンサルタントなのに、なぜか素敵な絵が描けるという稀有な人材。ケンスケであれば、ミライフの「事業と組織」を理解したうえで、アートにすることが出来るのではないかと思いお願いしたところ、二つ返事でOKしてくれました。

そして、僕が最初にお願いしたのは「ミライフの生態系を絵に描きたい」ということ。その時点で、早速、ケンスケに「?」マークが点灯するわけなのですが(笑)

僕が言っている生態系と言うのは、つながりや連鎖のイメージ。これは若かりし頃、システム思考という手法で、ひたすら因果関係ループ図を書いてきたので、僕にとっては当たり前の考え方なんだけど、世の中多くの人には伝わらない。。。

たとえば、「Aということを達成するためにBをする」のがシンプルな考え方だとすると、ミライフは「Bをしたら、Cになって、CになったらDになって、そうしたらAが叶う」みたいなことを設計しています。

風が吹けば桶屋が儲かるであり、バタフライエフェクトのようなこと。短期で直線的に成果に向かうのではなく、中長期かけて成果を出し続ける循環を作るということを意識しています。

ちなみに、生態系で課題解決をしようとするのは、矛盾と向き合いたいと思っているからで、社会課題って複雑なんですよね。そんな簡単ではないし、真正面からいっても解決できない。だからこそ、直線的で、生産性高い一問一答ではなく、面倒くさいんだけど、グルグル回りながらも、結果としてみんなHAPPYになって、解決していけるアプローチにこだわっています。

はい、この時点でみなさんがお感じのように、「何言ってるか分からない」と思われることが多いのです(涙)。なので、ミライフの生態系を絵として表現できれば、社員のみんなにも、社外の人たちにも、もっとミライフのことを理解してもらえるのではないかと思ったわけです。

 

デザイン思考で事業と組織を作ってきた見出し画像

ミライフはこれまでも、人材業界の常識に囚われず、ビジョン思考でありたい理想未来を描き、それを実現するために、デザイン思考のアプローチで考えるということを実践してきました。

デザイン思考のポイントは「Human-Centric(人間中心的)」に考えること。ミライフでは求職者である個人に選ばれることが、結果としてクライアントにも価値を出していけると考えているので、「100%個人起点」で考えるということを実践しています。

また、そのために社員である仲間が、人材ビジネス(仕事)をやっていて、嫌になることをとにかく排除しています。分かりやすいところでは、「短期の業績目標とKPIに縛られ過ぎて、顧客起点で仕事ができない」だったり、「自社都合のクロージングしない」「自信をもってご紹介できるクライアントのみとお付き合いしたい」「クライアント、カスタマーと長く付き合いたい」「転職しない方がいいって思ったら、個人起点でちゃんとそう伝えたい」などなど。

ミライフでは短期業績を追いかけず、中長期でミライフのファンを作っていくことを心がけているので、転職するしない関係なく、目の前の方のキャリアにちゃんと向き合い、誠実に面談することにこだわっています。文字に書くと、びっくりするくらい当たり前のことなんだけど、業界としては出来ていないことが多いです。

このように、人材業界の当たり前を捨て、100%個人起点でエージェントをやっていると、面白いのが、同じ想いを持った仲間がドンドン集まってきました。素敵な仲間が増えることで、ミライフとしての提供価値もドンドン高まっていく。そうすると、ミライフへのクチコミや紹介も増えてきて、ミライフへの相談もドンドン増えてきました。

そう、このように、業界の固定概念や短期業績を捨てきることで、結果としてビジネスとしてもうまくいく。これがミライフの考える、生態系モデルだと思っています。実際、ミライフは毎年黒字で推移しており、特に直近3年では売上が2倍、2倍と増えてきております(別にこれを目標にしているわけではなく、結果として)。

 

ミライフビジョンアート解説①全体像

じゃーん!これがミライフのビジョンアートです。

見て頂くと分かるのですが、とても細かいんです。このアートの中に、ミライフのあんなこと、こんなことがたくさん詰まっています。これはすべて、ケンスケがミライフのことを深く理解してくれて、一つ一つ丁寧に描いてくれました。

まずはじっくり見て頂けると嬉しいです。

では、ここからビジョンアートの解説をさせてください。土壌部分はミライフのカルチャーとなっています。ミライフのカルチャーは「性格のいい会社」がコンセプト。性格のいい会社は私の著書ですが、本の中でも、性格のいい会社は、「働きがいと多様な働き方」を提供している会社と定義しています。

そこから伸びる樹の幹はミライフのミッションである「働く、生きるを、HAPPYに」で出来ています。その先には3つの事業である「キャリア教育」「エージェント」「カルチャーデザイン」が描かれていて、この事業を推進する力はVALUEである「Simple、Speed、Surprise」の3Sとなっています。

そして、空に輝く星はビジョンである「子供たちのために、ワクワクする未来を創る」が掲げられています。

まとめると、ミライフは土台としてのカルチャー(性格のいい会社)があり、ミッションに沿って3つの事業が出来ていて、それをVALUEの力で推進していくことで、ビジョンに向かっていく。

この一貫したストーリーであり、事業や人の出会いが循環していくことがミライフの強みであり、生態系と言えるのかなと思っています。こんな想いがこの1枚の絵の中にギュッとつまっています。

 

ミライフビジョンアート解説②カルチャーは性格のいい会社

続いて、パーツごとに、少し詳しくご説明させてください。この土台の部分は「カルチャー」を表しています。下の土壌は性格のいい会社の構成要素である「働きがいと多様な働き方」で出来ています。

その上の芝生には柵が掛かっていますね。この柵はミライフのルールブックである「カルチャーブック&ポリシーブック(人事制度)」を表しています。ミライフの中に入ってくるには、この内容を理解したうえで守らないといけません。このお約束を守る人が入ってくるので、柵の中は心理的安全性がとても高く、居心地のいい場所になっています。

柵の中では、ミライフで行っている「ミライフェス(代々木公園でのピクニック)」「ミチロックフェスティバル(合宿)」「勉強会」「イフモク」などのイベント、施策が描かれています。

ミライフにはこのカルチャーがあるからこそ、いい人材が集まってきてくれるのかなと思います。

 


ミライフビジョンアート解説③循環する3つの事業

続いては循環する3つの事業についてご説明させてください。ミライフには大きく分けて、「エージェント」「キャリア教育」「カルチャーデザイン」の3つの事業があります。

エージェント事業を起点に、キャリア教育事業としてミライフキャリアデザイン(MCD)やアルムナイ活動、キャリアイベントを行っています。また、カルチャーデザイン事業として、企業向けのキャリア研修やデザイン思考のワークショップ、組織開発のコンサルティングなども行っています。ここは僕の個人技でやってきたところではあるのですが、今後はサービスラインナップも増やして、よりコミットしてやっていきたいと思います(乞うご期待!)。

と言っても、売上のほとんどはエージェント事業で、ここでビジネスとして収益をあげています。そして、それを原資に、たとえ儲からなくても、社会にとって、顧客にとって価値のある新しい事業を創造していくことにチャレンジしています。

これが一つ目の循環で、ミライフは上場も、成長も目標としておらず、VC等から資金調達もしていないのですが、自己資金と自社の事業収益で、新しいチャレンジをしております。ユニコーン企業のような大きなジャンプはできませんが、健全で、自由度の高いチャレンジが出来ています。

二つ目の循環は、3つの事業が繋がっているということです。例えば、エージェントとして転職相談にきた方に、「今は転職しない方がいい!」って平気で言ってしまう僕らなのですが、その方がキャリア教育事業である、MCDに参加してくれたりします。逆にMCDに参加してくれた卒業生から、相談を受け転職を支援することもあります。

また、エージェントとして採用のご支援しているクライアント様から、キャリア研修やデザイン思考の研修をご依頼頂いたりもしますし、ミライフではご友人やご家族のご紹介を頂くことも多いのですが、この人の繋がり(ご縁)がミライフの強みになっています。

最後、三つ目の循環ですが、それは社員の循環です。ミライフメンバーはみんな、エージェントだけではなく、「兼務ミッション」を持つのですが、事業をまたいで兼務します。社員が1人で何役もこなすことで、小さい企業ながら、面白いチャレンジをポコポコ生み出すことが出来ています。

また、何より大事なのは、社員のみんなが新しいチャレンジをしていくことで、楽しんで、成長できていることかなと思います。やったことがない、筋肉の違う経験をすることが何より成長に繋がると思っているので、事業が複数あることで、成長機会を作れていると思います。ちなみに兼務ミッションは失敗してもOKで、マイナス評価はありません。

 

最後に、、、
この長い文章を最後まで読んで頂き、ありがとうございます。最後に、ビジョンアートだけに、僕らのビジョンについて、少しお話しして終わりたいと思います。

ミライフのビジョンは「子供たちのために、ワクワクする未来を創る」なのですが、どうすればこれが実現するんだろう?って考えると、やっぱり、親であり、大人がワクワク働いてないとダメだよな~って思うんですよね。

なので、ミライフだけが性格のいい会社になるのではなく、世の中に性格のいい会社(働きがい+多様な働き方)を増やしていきたいと本気で思っています。

それを描いたのがこちらの絵です。こんな風に、性格のいい会社を増やしていくことで、ワクワクする人生を送る人を増やしたいし、それを見て、子供たちが「社会に出て、働くのも悪くないな」って思ってもらえたら最高に嬉しいです!

 

ミライフではビジョン、ミッションに共感し、同じベクトルで仕事が出来る仲間を募集しています。
https://www.miraif.co.jp/recruit



ミライフは100%個人起点のエージェントです。

個人の状況やお気持ちに合わせて、柔軟に面談をしていきますので、安心してご相談ください。