
ミライフの未来シナリオ(森のロマンと宇宙のロマン)
こんにちは、ミライフ代表のスケさん(佐藤雄佑)です。
先日、日本版フォルケホイスコーレを体験しに北海道東川町に行ってきました。僕が参加したのは8日間のワーケーションプログラムでした。
※内容についてはこちら:「僕にとってフォルケホイスコーレとはなんだったのか?」
https://note.com/miraif_sukesan/n/n3e3f11292dc2
今日は8日間、ひたすら今後のミライフにについて考えたので、アウトプットしてみようと思います。
2つのロマン
ミライフではカルチャーブックでも記載しているのですが、「ロマンとソロバン」の両方を追うということを宣言しています。
今回、北海道に籠って、考え抜くことで、このロマンとソロバンの「ロマン」の解像度が上がったのが一つの成果かなと思っています。
ミライフのロマンは2つあります。一つは森のロマン、もう一つは宇宙のロマンです。
「は?何言っているの?」と思った方!正解です。これだけだと誰もわかってくれません(笑)少し解説をしていきますね。
森のロマン
ミライフのChiefCareerDesignerのまっさんはまさに森のような人なんですが、こんなnoteを書いています。https://note.com/mats_san/n/n89f454632ecc
このnoteで書かれているのが、まっさんの師匠の博さんの「森のような経営」という本です。
僕自身はこの本を読んでなかったのですが、まっさんにお勧めしてもらったので、羽田から旭川空港への行きの飛行機の中で一気に読み切りました。感想としては、まさに共感の嵐で、まさにミライフもこんな風になりたいと思ったわけですが、ここではシンプルにキーワード化しておきますね。
森のような経営であり、ミライフが追いかける森のロマンとは、
【Being】自分らしさ、自然体、ありのまま
こんな感じでしょうか。ミライフの社員一人一人が、自分らしく、自然体、ありのままで働けている状態を作りたいと思ったし、そんなみんなの集合体としてのミライフもまた、ミライフらしく、自然体、ありのままでいれたらいいなと。そんなことを思いました。
宇宙のロマン
一方で、疑問も湧き出てきます。本当に「森のような会社」で生き残っていけるのか?大きく変化する社会に対して価値を出していけるのか?お客さんの期待に応えられるのか?そんなミライフに共感して、いい人材が集まってくれるのか?
先ほどお話ししたまっさんが森のような人だとすると、僕は宇宙人かなと(笑)
ミライフが考える宇宙のロマンとは、
【Doing】未来、変化、チャレンジ、イノベーション
ミライフでは創業以来、「理想のエージェントを作る」「いい人材が集まる性格のいい会社を作る」「人材業界のゲームチェンジャーになる」といった理想未来を描いてきました。まだまだ道半ばではありますが、この理想未来(旗)に向かって、着実に進んできているかなとは思っています。
森と宇宙は対立するのか?共存できるのか?
森のロマンと、宇宙のロマン。森のまっさんと宇宙人の僕。考え方が180度違っていると言えなくもないのだけど、本当にうまくやっていけるのだろうか?やはり、ここはどちらかを選ばなくてはいけないのではないか。
そんなことを悶々と考えていました。
ちょうどその時、フォルケホイスコーレの「夜の森の授業」というプログラムに参加しました。北海道で一番高い山である旭岳の麓に、樹齢900年と言われている森の神様と言われている大きな樹があるのですが、その樹まで雪山を散策するという内容でした。
真っ暗な雪道なので、足元をしっかり見ながら雪山を黙々と進んでいき、森の神様の周りで寝っ転がりながら、大きな樹を眺めたり、温かいココアを飲んだりしながら、とてもいい時間を過ごすことが出来ました。
その帰り道、森が開けている場所があり、ふと空を見上げるとこんな景色が広がっていました(と言いつつ、僕のiphoneではキレイに撮れなかったのでこちらイメージですw)
ここまでは、森の中を歩いてきましたし、足元ばかり見てたので森しか感じることが出来なったのですが、この景色を見て、僕の体の中を稲妻が走りました。
森と宇宙は繋がっている
まさにこの景色が、切り取られた1枚の写真のように明確に、「森と宇宙は繋がっている」と感じました。森と宇宙は共存できると確信した瞬間でもあります。違うものだって思って悶々としていたけど、一つの写真って思えるとそこからストーリーが次々に湧いてきました。
僕らは森のような【Being】を強みに、だからこそ変化やイノベーションを起こしていける【Doing】
変化やイノベーションを起こしていく僕らだから、世の中の当たり前に囚われずミライフらしく、ありのままでいられる。
対立するものではなく、両方があるからこそ、両方が強くなる。それがミライフの二つのロマンです。
ミライフの未来シナリオ
最後に、森のロマンと宇宙のロマン含め、ミライフが今後どんなふうになっていくかを妄想してみました。
■Mission Vision Value
Mission Vision Valueについては、若干の言葉のブラッシュアップがあったとしても、大きくはズレずに、続いていくものかなと思っています。
日々の業務、日常においては「働く生きるをHAPPYに」というミッションを胸に、目の前の人をHAPPYにするということに拘っていきたいし、僕らとしてはValueである「3S:Simple Speed Surprise」という強みをもっともっと磨いていきたいなと思っています。
それを積み上げていくことで、Visionである「子供たちのために、ワクワクする未来を創る」であり、そのためにも今の大人の働く、生きるをワクワクHAPPYなものにしていきたいって思っています。
このMission Vision Valueはミライフにおいて、脈々と流れる血液のようなものでしょうか。
■2021~22年
今期は一気に人数が増えて、既に11人になっていますが、来期は入社が決まっている人もいるので15~18人くらいの組織になる予定です。これは未来シナリオというより、既に起こっている今という感じですが、今年~来年は、新しい仲間を採用し、育成し、心理的安全性の高いいい組織作って、売上としてもちゃんと基盤が作れるところまで持っていきたい。ロマンとソロバンのソロバンを強くする土台作りの2年かなと思います。
そういう意味では、ミライフが僕の個人企業から脱皮して、会社として、組織として成長していく第二創業期って感じでしょうか
■2023年
この頃までには、「性格のいい会社を作る」という組織開発ゴールであり、森ゴールを達成したいなと思っています。性格のいい会社は私が書いた著書ですが、ミライフがそれを実践して、まさに本のタイトルのように、「性格のいい会社にはいい人材が集まってきて、だから会社が強くなる!」ということを証明したいと思っています。
性格のいい会社とは、ベースに社員に対する考え方がしっかりあって、「働きがい」と「多様な働き方」を提供する会社と定義しています。ですので、『働きがいがあり、ミライフで働くことにワクワクする』ということと、『多様な働き方が当たり前のように出来て、自律性・生産性が高い組織』の両立をしていきます。
■2025年
ちょうどミライフ10期目になります。この頃までには、「人材業界のゲームチェンジャーになる」という戦略ゴールであり、宇宙ゴールを達成させたいと思っています。人材業界のゲームチェンジャーになるというのは2段階あって、その①ゴールになります。①ゴールとしては、現在の人材業界のセオリーである企業起点ではなく、「個人起点」エージェントというやり方でビジネスとしても成立できることを証明します。まずはミライフが業界当たり前を変えていきます。
その頃にはミライフは30人規模になっているかもしれません。ミライフとして一貫して言っているのは「規模の追求はしない」ということなので、「おいおい大きくなってるじゃないか?」って思われるかもしれませんが、30人を目指すということではなく、気が付いたら、30人のいい仲間が集まってきちゃった!という感じでしょうか。
■2027年
この頃までやりたいこととして、戦略ゴール②「性格のいい会社を増やす」ということを掲げました。これはどっちかというと森ゴールでしょうか。サービスなのか、プロダクトなのかはわかりません。ミライフが性格のいい会社には、いい人材が集まってきて、成長していけるということを実践するだけではなく、世の中に性格のいい会社をもっともっと増やしていくことで、ワクワク働く人も増やしていきたい、日本がもっと明るく元気になることに貢献したいって思っています。
この時に僕は50歳になります。このタイミングで今のミライフの代表を譲りたいと思っています。あと6年で、人を育て、事業を育てないといけませんね。ただ、この頃にはきっと僕がいなくても大丈夫なんじゃないかなと思います。
それで、僕自身は別会社を作ります。きっと教育の会社になるのではと思います。上記に書いた「性格のいい会社を増やす」ことであり、「ワクワク働く人を増やす」ために、エージェントではないアプローチを開発したいと思っています。
■2030年
一旦、未来シナリオはここまでになりますが、戦略ゴール③として、人材業界のゲームチェンジャー②ということを掲げています。②というのは、①がミライフだけが変わるという範囲にとどまっているのに対して、②では本当に業界が変わるところまで持っていきたいと思っています。ただ、ミライフがリクルートを倒す!みたいなことではなく(できないし、興味もない)、ミライフが「個人起点」エージェントというやり方で業界に対して大きなプレゼンスを出せるようになることで、人材業界の大手企業さんが「個人起点」にスタンスを変えないとカスタマーに選ばれなくなることに気づき、「個人起点」にスタンスが変わっていくということをイメージしています。
ミライフとしては、「ミライフが業界を変える」ことには固執してません。人材業界のみなさんが変わっていくことで、結果として人材業界が健全になっていくことであり、質的にレベルアップしていけたら、人材業界がもっともっと社会から必要とされる、尊敬されるようになっていくと信じています。
ミライフはそのきっかけを創っていく会社でありたいなと思っています。
いかがでしたでしょうか。これが現時点での「ミライフの未来シナリオ」という名の妄想です(笑)
実際にこうなるかはわかりません。でも、未来シナリオを描くことで一歩進める。その一歩からコツコツやっていきたいと思います。