
マーケティングとセールスとイノベーション
先日友人と、私の大好きな牛タン屋さんでゆでたんを食べていた時、
突如、マーケティングの議論になった。
※ちなみにお店はこちら。四ツ谷のたん焼き忍。最高です!
http://www.tanyaki-shinobu.com/
彼は「マーケティングは使えない」という。
なんでと尋ねると「いろいろなデータを取って、分析って言っても
それを小手先でちょこちょこいじってるだけでしょ」と。
さらに「それって自分の売りたいもの、見せたいものを押し付けてるだけじゃん」と続く。
※彼はSEOを始めとするWEBマーケティングをイメージしている。
とても面白い。
私の中で、マーケティングとセールスの違いはこう置いている。
セールス=自社の製品・サービスを起点にそれをどう売るか
マーケティング=顧客を起点にどんな製品・サービスがいいか考える
つまり、発想のスタート地点(起点)がセールスとマーケティングの差だと思っている。
そうなると、友人の言っているWEBマーケティングの話は
私の中ではセールスと言うことになる。
私は日々、営業だろうと、エンジニアだろうと、事業開発だろうと、管理部門のスタッフだろうと
「顧客を起点に考える」マーケティング発想が大事だと思っている。
なので、お互い「顧客起点で考える」という同じこと大事にしているのに
言葉の定義の認識違いで議論が炎上しそうになった(笑)
正しい定義が何かという議論は詳しい人に任せるとして、
言葉の定義・認識を揃えるのはとても大事だなと改めて実感。
ちなみにイノベーションという言葉もいろんな捉え方がある気がする。
固く言えば、イノベーションは、1911年にオーストリア出身の経済学者である
ヨーゼフ・シュンペーターによって、
「経済活動の中で生産手段や資源、労働力などをそれまでとは
異なる仕方で新結合すること」と定義されている。
でも、実際は新結合って言葉とイノベーションが繋がっている人なんて
あんまりいないし、イメージもバラバラ。
イノベーション=技術革新とか、新しいことっていう人が
多いのではないかと思うけど、私の定義はこれ。
イノベーション=非連続を創りだすこと
つまり、今までの延長線上ではなく、
今までと違う軸、カテゴリー、ジャンルを創りだすってことだと思う。
あー、やっぱりコミュニケーションって奥が深い。
と言っている、「コミュニケーション」も人によって言葉の定義が
全然違う言葉なんだけどね。。。