隣の芝生を気にするのをやめ、今の場所で「自分がロールモデルになる」覚悟を決めた日
新卒でITベンチャー企業に入社し、若くしてマネージャーとなったNさん。しかし、身近に目標となる先輩がおらず、SNSで活躍する同世代を見ては「このままでいいのか」と焦りやモヤモヤを抱えていました。そんな彼がMCDで出会ったのは、逃げていた自分に対する愛ある厳しいフィードバックと、一つの会社で圧倒的な成果を出し続けるロールモデル。「外」ではなく「今ここ」に集中すると腹をくくり、転職せずに社内で道を切り拓いていった彼のストーリーをご紹介します。
どんなモヤモヤを抱えていたのか
私は新卒でITベンチャー企業に入社し、若くしてカスタマーサクセスのマネージャーを任されるようになりました。しかし、ベンチャーゆえに身近にロールモデルとなる先輩がおらず、「この会社でこの先どうステップアップしていけばいいのか」「自分の今後のキャリアが見えない」と行き詰まりを感じるようになっていました。
当時の私は「市場価値」という言葉を過剰に気にしていました。「一つの会社しか経験がないと市場価値が下がるのではないか」という不安があり、SNSを開けば同世代が次々と転職し、新しい事業を回している姿が目に入ります。まさに隣の芝生が青く見えている状態で、他人と比較しては自己肯定感を下げ、「自分は今のままでいいのか」と焦りばかりが募っていました。そんな時、自身のキャリアの悩みを解決できそうだと感じ、MCDの1期生として参加することを決意したのです。
MCDでの印象的な体験
MCDに参加して最も衝撃的だったのは、メンターや仲間からの「愛ある厳しいフィードバック」でした。今後のキャリアが見えない、ロールモデルがいないと悩みを打ち明けた私に対し、「それは環境のせいにして、自分が言い訳をしているだけじゃないの?」「恵まれた環境で文句を言うなよ」とズバッと指摘されたのです。痛いところを突かれましたが、言われてみればその通りで、自分が頑張っていないだけだったと自己認識できたことで、逆に気持ちがすごく楽になりました。
また、ロールモデルインタビューでの出会いも大きな転機でした。私と同じように新卒からベンチャー企業でずっと活躍されている方ににお話を伺った際、「転職は考えないのですか?」と尋ねると、「自分がやりたいことができていて、成長できているなら、どこに行っても求められる人になれるから、全く考えたことがない」と迷いなく言い切る姿を目の当たりにしました。市場価値ばかり気にしてフラフラしていた自分が浅はかだったと気づかされ、SNSを見て他人と比べるのはやめようと心から思えました。
どんな旗を立て、どんな一歩を踏み出したか
私が立てた旗は、「好きなように生きる」です。SNSを見て他人と比べ、隣の芝生を気にするのはやめる。そして、外に環境を求めるのではなく「自分の成長に集中しよう」「今の会社に残って、圧倒的な成果を出そう」と腹をくくりました。MCDの場は利害関係のない人たちが集まるからこそ、忖度なく本音でぶつかり合うことができます。その中で自分の弱さと向き合い、自分がうまく成長できていると思えればそれでいいのだと、思考をクリアにすることができました。
そして、どう変化していったか
MCDを卒業して1年後くらいに、カスタマーサクセスのマネージャーから営業マネージャーへと役割が変わり、新しいことをどんどん任せてもらえるようになりました。現在は社内でも一番進んでいるポジションに就くことができています。以前は「社内にロールモデルがいない」と嘆いていましたが、今は「ロールモデルを探すのはやめ、自分が頑張ってロールモデルになればいい」と考えるようになりました。
新しいことをどんどんさせてもらえる今の環境にいて、マネージャーとして大変なこともありますが、すごく幸せだと感じています。これからも「楽しく仕事をする」という根本の考えを大切にしながら、今の場所で新しいチャレンジを続け、自分らしいキャリアを切り拓いていきたいと思っています。MCDは間違いなく、私のキャリアの中で一番大きな転機になりました。