News & Column

表紙

早稲田ビジネススクールで論文書き始めてから4年掛かって、

やっと本として出版することができました!

採用100年史から読む 人材業界の未来シナリオ | 黒田 真行, 佐藤 雄佑 |本 | 通販 | Amazon
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今日はその想いについて書いた

本のあとがきをはじめに公開しちゃおうと思います

 

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あとがき

 

この本を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
「人材業界の未来シナリオ」について考えてみようと思ったのは2016年でした。

12年勤務したリクルートを卒業し、ミライフを創業した頃になります。

独立にあたって、リクルートでやってきたことの延長線ではなく、

「人材業界は今後どうなるのか?どうなるべきなのか?」と改めて、

俯瞰して考えていきたいと思いました。

 

そこで気づいたことが、12年も人材業界に携わっていながら、

業界全体のことを全然知らないということでした。

リクルートのことでさえ、自分が入社する前の歴史の話はあまり知らないですし、

リクルート社内でも主に人材紹介部門にいたので、求人広告のことを知らないし、

買収したindeedのことも当時、よく分かっていなかったというのが正直なところでした。

ましてや、競合他社のことや、HRTechの新サービスなどは分からないどころか、

そもそも全然知らないといったレベルでした。

リクルートに12年いて、事業サイド、人事・経営サイドとして、

どっぷり人材ビジネスに携わっていたはずの私がこの有様ですので、

業界に関わる多くの人も同じような状況ではないかと感じております。

 

 

ちょうどそのころ、早稲田大学ビジネススクール(MBA)に通っていた

タイミングだったこともあり、

このテーマを調べ尽くして、論文にしてみようと思ったのが、

この本ができるきっかけです。

実際に調べてみると、この領域の参考文献が全然無いのです(涙)。

リクルートの社内報はあるのですが、あくまでリクルートのことですし、

当然、社外のことや新しいことは載っていません。

 

一方、新しいサービスについては、各社のHPなどで見ることはできても、

全体を見て「で、どうなの?凄いの?」と

客観的に評価したものについては記事やブログですらほとんどない状態でした。

仕方がないので、まずは網羅的に調べてみて、

その上で、各社にコツコツ訪問するというアナログなスタイルで、

一次情報を取りに行き、論文の骨子を固めていきました。

その時は既にリクルートを辞めていましたので、

フラットに他社にお伺いできたのも、

結果としてよかったと思っています。

 

お陰様で、リクルート目線のポジショントークでもなく、忖度もなく、

単なる人材業界マニアとして、論文にまとめることができました。

また、この論文を作成するにあたってゼミの担当教授であり、

恩師である早稲田大学ビジネススクール根来龍之教授には

多大なるご指導、アドバイス頂きましたし、

同じく入山章栄教授にも論文の副査としてアドバイスを頂きました。

誠にありがとうございました。

 

 

論文を発表してから約3年。

満を持して、本にすることができたことをとても嬉しく思っています。

3年前はindeedの名前すら知らない人がほとんどで、

「indeedが人材業界のディスラプターになる!」って言っても、

「何を言っているかよく分からない」や「時期尚早」と、

出版話があっても、具体的に進むことはありませんでした。

 

それをリクルートの大先輩である黒田さんが

「これは世に出すべきだから、一緒にやろう」と言ってくれ、

前作である『いい人材が集まる、性格のいい会社』を出させて頂いた

クロスメディア・パブリッシング社長の小早川さんが本という形にしてくださり、

なんとか世に送り出すことが出来ました。今回はとても難産でした。

 

この本は読む人にとって、全然違う味わいになる本だと思っています。
人材業界で働いている方、人材業界で働きたい方にとっては、

純粋に人材業界の過去、現在、未来について勉強していただければと思いますし、

ぜひ提供価値を考えて日々の仕事を頑張っていただきたいなと思っています。

私は人材ビジネスは、とても価値のある、やりがいのある仕事だと信じています。

 

また、人材業界各社の幹部、経営企画、事業企画といった方々には、

今の業界に対して、健全な危機感を感じて頂きたいですし、

ぜひ「求職者提供価値」にこだわって、

優秀な求職者が集まるプラットフォーム、サービスを作っていただきたいと思います。

 

それにより、短期的に勝つことではなく、

勝ち続けることができる会社になるのではと思っています。

一緒に人材業界のプレゼンスを上げていきましょう!

 

他には、経営者、人事の方々など、日々採用に奮闘し、

人材業界とお付き合い頂いている方も少なからず読んで頂けるかもしれません。

その方々には、ぜひ人材業界、サービスを

上手く使いこなしていただきたいなと思います。

オウンドメディアだけ、ソーシャルメディアだけ、リファーラルだけ、

エージェントだけといったようにどれかを選ぶのではなく、

自社の採りたいターゲットに合わせて、チャネルを使い分ける、

エージェントを使い分けるといった、

採用が上手な会社を目指していただければと思います。

 

尚、そもそもの会社の中身のことで言うと、

ぜひ『性格のいい会社』を作っていただければ、

きっといい人材が集まってくると思います(笑)

 

 

冒頭のまえがきでも書かせて頂いた通り、

いろいろな方ににインタビューさせて頂きましたし、

アドバイス、壁打ちなど含め、今回も多くの方々に支えられて、

本という形にすることが出来ました。

本当にありがとうございました。

 

本を書きあげていく過程で、

何人かの方に「なぜ、この本を書こうと思ったのですか?」と聞かれましたが、

その答えは『人材業界の世直し』です。

 

大手エージェントは大量に求人や候補者を送り付けるマシンみたいになってますし、

中小エージェントは企業、決定に寄りすぎるあまりに、

求職者に対して強引なやり方になっていたり、

知識や経験があまりにも少なすぎるなどの話を聞くことが多く、

同じ業界にいてとても残念な気持ちになります。

 

自分が携わっている、大好きな仕事であり、業界だからこそ、

ちゃんと社会に貢献して、喜んでもらいたいと思っています。

人生100年時代、人材流動化がもっともっと当たり前になっていく時代だからこそ、

そのインフラとしての人材業界を

健全に変化させていかなければならないと強く思っています。

 

2019年9月 
株式会社ミライフ 代表取締役 佐藤雄佑

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