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ガールズバーのおじさん版!ミライフ佐藤が銀座のBARの顧問になった話

未来志向型のキャリアデザインをサポートする株式会社ミライフの代表・佐藤雄佑は、

2017年12月、銀座のBARの顧問に就任しました。

そのBARはお客さんの課題を解決する「課題解決BAR」です。

マスターはリクルート時代の同僚、鈴木康弘さん。BARの顧問になった理由やBARに込めた想いをお伝えします。

 

就職・転職BAR「とこなつ家」で顧問制度の原型ができていた

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▲鈴木さん(左)と佐藤(右)。佐藤が出版した本のあとがきには鈴木さんの名前が登場している

 

2人の出会いは2004年。鈴木さんがリクルートエイブリック(現リクルートキャリア)に新卒入社した頃にさかのぼります。同年1月に入社した佐藤は、すでに営業としてバリバリ成績を上げていた時期でした。

 

鈴木さん「入社当時から、“ゴリ”と呼ばれて、いろんな先輩にかわいがっていただきましたが、雄佑さんとはリクルート時代、実はほとんど絡みはなかったんですよね。よく社内のキックオフイベントで成績優秀者として表彰されていたので、存在自体は知っていました」

 

その後、鈴木さんは2006年10月に退職し、フィジー留学支援をするベンチャー企業に転職。学校法人の海外事業責任者として4年弱勤めた後、2010年10月に独立し、池袋に「とこなつ家」というBARをオープンしました。

開店当初のコンセプトは「旅人の集うDJ BAR」。しかし、なかなか客足が伸びず、「開店当初から自転車操業すぎた」と鈴木さんは笑います。そんな中、前職時代に生徒だった大学生が来店。就活相談に乗っていたところ、それが評判になり、毎年、就活中の大学生が300人以上も大挙して押し寄せるようになったそうです。

鈴木さん「1皿500円のカレーを売り、1杯500円の酒を2〜3杯売って、一生懸命就活指導をしていました。もうそれしか食べていく方法がなかったんですよ」

「とこなつ家」開店当時、リクルートエージェント(現リクルートキャリア)で人事を担当していた佐藤は、鈴木さんのことを応援したい気持ちもあり、たびたび客として店を訪れていました。

佐藤「店に行くたびに、ゴリが僕の隣の人に『リクルートの人事でキャリアについて詳しい人がいるから』って話を振ってきて、なぜか相談に乗っていました。客として飲みに行っただけなのに(笑)」

 

この頃から、すでに今の「顧問制度」の原型ができていたのです。

 

日本初!?「店舗型コンサルBAR」を銀座にオープン

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▲用意しているお酒は100種類。破格の価格設定で、お酒と一流のコンサルを楽しめる

 

独立当初から、いつかは銀座でBARをやりたいと思っていた鈴木さん。最初はリクルートの人脈に頼らないよう池袋で開店しましたが、最終的には「BARのメジャーリーグ」ともいえる銀座で挑戦したい気持ちがありました。

そのためには、高級店のことを知らなければと、「とこなつ家」は部下の店長に譲り、自身はニューヨーク発祥の人気ステーキ店である「ウルフギャング・ステーキハウス」に転職。シンガポール店の開店準備に携わった後、オペレーションを学ぶため六本木店でホールスタッフとして修行をしました。

鈴木さんはウルフギャングに転職する前から銀座に店を出すことを検討しており、佐藤にも相談をしていました。もともと鈴木さんとは考え方も近く、佐藤は店の構想に賛成。

鈴木さんが理想とする店の構想は「自分以上のコンサルティング力がある先輩の動員」。キャリア相談だけでなく、対企業の組織コンサルや人材系の戦略コンサル領域の相談が多く、クオリティを担保するために、顧問制度を考えていました。

鈴木さん「最高のコンサルを最低の価格でやったらかっこいいと思ったんです。絶対に儲からないし、だからみんなやらないんだろうけど、じゃあ自分がやろうと。日本最高品質の“店舗型コンサルBAR”を、500円でやってやろうと決めました。でも、一流のコンサル人材は人件費が高いので、雇うのはとてもじゃないけど僕には無理。そこで先輩たちに『ちょっと飲み代を出すので、店に居ついてもらえませんか?』ってお願いしたんです」

 

顧問を選定する際に重視したのは、スキルやブランドより「モラル面」。鈴木さんの人脈を使えば、エージェント業だけで相当な売上を立てることができますが、それを目当てにしそうなギラギラした人は対象外でした。儲け重視ではなく、かつ腕のいいコンサルティングができる人材はかなり絞られたと言います。

佐藤「ウルフギャングに行く前から話は聞いていたし、自分もゴリに起業の相談をして、お互いに理想を語りあっていました。その理想が近いので、もともと何か一緒にやろうと話していて、それで顧問を引き受けることにしたんです」

 

2017年秋に物件を決め、貯金のほとんどをつぎこんで、2017年12月23日、ついに銀座6丁目にBARをオープンしました。

 

ガールズバーのおじさん版!顧問への相談は「1ベル500円」

店のシステムは、銀座で40分飲み放題2000円という破格の設定。しかも、女性と鈴木さんより年下の男性は1600円というから驚きです。

顧問のコンサルティングを受けるには、カウンターにあるベルを鳴らします。これが1ベル500円。顧問はみなそれなりにコンサルティング料をもらえる人たちですが、その料金が500円という設定です。

佐藤「ビジネスモデルがアホなのは、ゴリが歳を取るたびに、どんどん実質的に値下げになるところ(笑)。イメージは“ガールズバーのおじさん版”ですね」

顧問は隔週19時頃〜終電の時間帯まで出勤し、5〜8人くらいのお客さんの相談に乗るシステム。相談内容は、キャリア相談、転職相談はもちろん、営業としてどうやったら活躍できるか、マネジメントのコツ、事業戦略の壁打ち、子育て、育休、恋愛相談など全方位OKです。

佐藤「満足してもらえているかはわからないけれど、自分の上司より上のポジションの人と普段飲む機会も少ないし、そういう人に自分の話をして意見を言ってもらえる機会はあまりないはずなので、こういう機会ってとてもいいなと思っています。リクルートでよくいう“斜め上の関係”に近いコンセプト。直属の上司でもないし、会社も違うんだけど、アドバイスしてくれる先輩という感じですね」

 

佐藤にとっても、ミライフの仕事であまり接しないような業界や職種の人も多く、いい刺激になっているといいます。

鈴木さん「この店で狙っているのは2つあって、1つはコンテンツ。BARはコンテンツ勝負で、その場にいる方々全員がコンテンツなんです。新しい出会い、新しい気付きがあれば、最高のお客様満足度につながる。そう考えると、顧問制度はバッチリですね。もう1つは、僕にも学びがあること。お客さんの話を聞いてアドバイスし続けていると、僕にインプットがなくてヤバいとずっと思っていたんですね。顧問のみなさんは、僕より経験も豊富な人たちばかりなので、横耳でアドバイスを聞いて脳内にメモっています。お客さんご満足。僕は勉強になる。最高ですね」

 

顧問料は現物支給。つまり「タダ飲みの権利」だけ。営業目標も特にありません。佐藤も「ミライフの仕事にひもづけることは考えてない。世のため人のためという感じ。純粋に楽しいんだよね」と笑います。

 

圧倒的に課題解決するBARでお待ちしています

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▲ご縁があれば、私たちのBARにたどり着けますよ

 

顧問の共通点は「利他の心が強く、物欲があまりない人」。佐藤も利他の心が強く「ここに来ると相手が喜んでくれるから、自分の利他的な部分が満たされる」と言います。

鈴木さんと佐藤に共通しているのは、利他の心だけではありません。「受容と共感はするけど、聞くというより喋りまくる」ところも同じです。

鈴木さん「課題を把握するまでのヒアリングはしますが、3分くらい聞いたらおおよそ課題の構造がわかってきます。あとはとにかく課題を解決するだけなので、自分の見解をどんどん話します。15分くらいでバーっと話すと、だいたいのお客様は課題の解決方法のイメージが湧き、スッキリされるので、『はい、次の人』みたいな(笑)」

 

BARといえば、マスターが客の話を控えめな相づちとともに聞いてくれる。そんなイメージを抱きがちですが、鈴木さんのBARは真逆です。もしかすると、世の中の9割の女性には受け入れられないかもしれませんが、「ただ話を聞いてほしいだけなら、銀座には他にもBARはたくさんあるから」と鈴木さんは言います。

だからこそ、今後も店の看板は出さないし、開設予定のホームページにも地図は載せません。あくまでクチコミで、「ご縁があったらたどり着く」というスタンスでやっていくつもりです。

佐藤「普通に考えたら、本業がある中で、BARで月2回5時間無給勤務とか、意味がわからない(笑)。でも、ゴリと一緒にこういう場をつくっていくのがとにかく楽しいんですよね。いろいろな出会いの組み合わせによるイノベーション的なものを感じるんです。まだ具体的に何かあるわけではないけど、1年後には自分にとっても面白いことになっている気がします」

 

今後も佐藤は隔週で、銀座6丁目のどこかで「会いに行けるおじさん」を続けていきます。

 

ガールズバーのおじさん版!ミライフ佐藤が銀座のBARの顧問になった話|株式会社ミライフ
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