<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://www.facebook.com/tr?id=342570684602385&amp;ev=PageView&amp;noscript=1">
これから新メンバーを迎える、すべての上司のみなさんへ サムネイル画像

これから新メンバーを迎える、すべての上司のみなさんへ

こんにちは、ミライフ代表のスケさん(佐藤ユウスケ)です

4月になると、新卒メンバーが入社してきますが、新卒に限らず、中途社員であり、異動メンバーであり、新しいメンバーを迎えるすべての上司であり、経営者のみなさんに読んでもらいたい内容です。

自分自身、多くのメンバーを受け入れてきましたし、エージェントとしてこれまた多くのメンバーを送り出してきました。そして、上手くいくケース、そうじゃないケースも見てきたので、そのエッセンスを3点に凝縮してお届けできればと思っています。

①信じて待つ(スタンス)
スクリーンショット 2022-03-21 230338

まずはスタンスですが、とにかく焦らないことが大事です。新しいメンバーが入ってくると、早くキャッチアップしてもらおう、成果出してもらおうといきなり詰め込もうとするケースが多いですが、大体伝わってないですwww

また、エグゼクティブ(役員)クラスの転職も手掛けてきましたが、エグゼクティブであっても、入社して即成果なんて出せません。外から凄い人が来たから、年収高い人が来たからといって、打ち出の小槌みたいに、振れば即、課題を解決してくれるなんてことはないです。むしろそれを求めると、空回りして、上手くいかないケースをたくさん見てきました。誰であっても、新しい環境で仕事をするってことは大変なことなのです。

そう考えると、新卒であり、異業界からきた中途のメンバーが即結果を出すことはない、と思ってるくらいの方がちょうどいいのかなと思っています。

僕には新しいメンバーと向き合うときに呪文のように唱えている言葉があって、それが「信じて待つ」です。厳選されて、面接を通過してきた仲間なので、絶対大丈夫。入ってきたからには絶対何とかする。そんな思いで接するようにしています。この想いは絶対に伝わるし、応えてくれると思っています。

ちなみに、上司のみなさんにとって、メンバーは何人もいるかもしれないのですが、その新メンバーにとっての上司はあなただけです。自分の状況だけではなく、相手の気持ちに立ってケアしてあげて欲しいです。


②関係の質を大事にする
僕自身、リクルートでマネージャーになった時に教わって以来、大事にしている考え方が「関係の質」から始めるということ。関係の質というのは、MIT教授のダニエルキムが提唱した「成功の循環モデル」にある考え方です。

成功の循環モデル

成功の循環モデルとは、「関係の質」を重視して組織をマネジメントしていくことにより、
①互いに尊重し、結果を認め、一緒に考える(関係の質)≒心理的安全性
②気づきがあり、共有され、当事者意識を持つ(思考の質)
③自発的・積極的にチャレンジ・行動する(行動の質)
④成果が出てくる(結果の質)
⑤信頼関係が高まる(関係の質)
⑥もっと良いアイデアが生まれる(思考の質)
といった、グッドサイクルが回り続けていくという考え方です。

この考え方をお話しするときに分かりやすいのが、「逆回り」なのですが、
①結果を出せ!とプレッシャーをかけ、やることをトップダウンで落とす
②言われたことをそのままやる
③なので、考えない
④トップダウン上司への不信
⑤結果出ない、出るわけない
というバッドサイクルで回っている企業がめちゃめちゃ多いです。

で、関係の質とはなんぞや?ということなのですが、シンプルに仲良くなるということなのですが、もう少し解像度を上げると、相互理解を高めるということです。お互いのことを知らないのに、腹割って話すこともできないし、相談もしにくいですよね。

例えば、ミライフでは、入社前から人生のライフラインの共有をしていたり、歓迎ランチに行ったりで、新メンバーのことを知る機会を意図的に作っていたり、
入社後には社内イベントの中で、「ミライフになぜやってきたか、何やりたいか」を語ってもらったり、チームメンバー全員と30分の1on1をしてもらっています。

そんなことしてないで、「さっさと売上につながる仕事をせい!」って思うかもしれませんが、急がば回れで、成功の循環モデルが回っているチームの方がきっと結果がついてくると思っています。

③一方通行の教育はやめましょう
スクリーンショット 2022-03-21 230617

新人のオンボーディング(導入研修)の話をしていると、いかにプログラムが充実しているか!(ドヤっ)って言ってくる人がいるのですが、プログラムが充実しているのは無いよりはいいのですが、大事なのは「ちゃんと伝わっているか?その後、当事者として動き出せるか?」なんですよね。

そう考えると、「伝えた」で満足してはいけなくて、「伝わった」「動き出せる」を大事にしてほしいです。では、どうすればいいか?

その一つの打ち手としては、「質問の時間を多くとる」こと、さらに言うと、できれば、内容を作り込み過ぎず、「質問を起点に解説する」というのができたら尚良いかなと思います。自分が質問して答えてもらった内容って、とてもよく覚えていたりしますよね。

こういうと、「質問が出てこないんだよね~」みたいなことを言う人がいるのですが、それは「伝わってない(何がわからないかわからない)」もしくは「分かってないと思われるのが不安」ってことなんですよね。質問がないから「伝わった」ということはありえなくて、質問や疑問点は必ずあるという前提で進めるのが大事です。

僕がよくやるのは、質問をいきなり受け付けるのではなく、「質問を考える時間3分」とか、「話を聞いてわからなかったところを出しあうブレイクアウトルーム5分」みたいなのを挟んでみます。そうすると、泉のように質問が溢れ出てできます(笑)

上司が話したことなんて、メンバーには30%くらいしか伝わらないもんです。なので、大事なことは言語化して、繰り返し何度も何度も伝えていかないといけないし、メンバーの理解度に合わせて教えていくことがとても大事です。


いかがでしたでしょうか。
これから新メンバーを迎える上司のみなさんにとって、少しでも参考なれば嬉しいです。そして、新しいチャレンジをする人たちが、安心して頑張っていけるといいなと思っています。

株式会社ミライフ 代表取締役 スケさんこと佐藤ユウスケ

ミライフは100%個人起点のエージェントです。

個人の状況やお気持ちに合わせて、柔軟に面談をしていきますので、安心してご相談ください。