デイトナ・インターナショナルさんにてキャリア研修を行いました
先日、デイトナ・インターナショナルさんにて、キャリア研修を行いました。
新卒3年目社員向けのキャリア研修の設計・当日の運営を行わせていただいたので、そのレポートです！
若手育成に悩む人事の皆様、そしてご自身がこのままでいいのかな？と悩む3年目前後の皆さんの参考になったら嬉しいです。
デイトナ・インターナショナルさんは、「FREAK'S STORE」を代表としたブランドを持つ、衣・食・住におけるライフスタイル事業全般を行っています。独特なかっこよさや存在感があるブランドで、ファンも多い企業さんです。コロナ禍において、アパレル業界はとても大変だったと思いますが、その中でもデイトナさんは、真摯に、丁寧に事業を続けられ、切り抜けてこられてこられました。
新卒入社3年目というのは、入社して早々にコロナの影響を受けた世代です。
そうでなくても3年目というのは、仕事に慣れてきたことで、ふと足が立ち止まり、「このままでいいんだっけ」とモヤモヤが増える時期。こと、異常事態を経験した彼ら彼女たちにとっては、少しずつ平穏が戻ってきて、ようやく自分の今後について考える時間が増えたところだったのではないかと思います。
今回の研修のテーマは【自分の人生をドライブする】こと。
自分自身で自分の今後や軸を考えられるようになってほしい、というデイトナ人事の方々のメッセージを汲み、研修を設計させていただきました。
研修のゴール
・新卒3年目が抱える今後に対してのもやもやを解消できるヒントを得られている
・今までより現状の仕事と自身の今後の姿が結び付けられている。研修の中身
時期的に、デイトナさんの繁忙期であり、完全オンラインで実施しました。
時間は10時～18時と、一日まるまる通して開催させていただきました。
- 自分を知る
自分インタビュー*シェア：自分自身がどう見えているのかを、身の回りの人にインタビューし、内容をシェア
（*自分インタビューは、研修までに課題として取り組んでいただきました。）
仕事の棚卸ワークショップ：モチベーショングラフを描きシェア。同期同士で、すごいところを見つけ合う- 他人を知る
ロールモデルインタビュー：デイトナさんで活躍する先輩社員3人によるパネルディスカッション- 自分の理想未来を描く
ミライフ代表佐藤による講義：後悔しないキャリアデザインの考え方について
1回死んでみるワークショップ：死んだつもりで10個の質問について考え、内省する
３つの未来シナリオ設定：想定未来、理想未来、最悪未来を考え、自分が何を大事に生きたいのかを考える
こんなに自分について考えたり、自分について人に話すことってなかなか無いと思います。笑
ハードな一日だったと思いますが、集中力を切らさずに取り組んでくださった皆様には感謝です。
今回の研修の中で一番のポイントは、「3年間、自分自身が頑張ってきたことを、自分自身が一番認めてあげること」だったと思います。普段生活をしていると、外的な基準で良し悪しを判断することが多いと思います（マネージャーになったら偉いとか、上司から認められるためにどうしたらいいかとか）。でも、絶対に誰にでも、自分だけのストーリーがあり、自分が大切にしたい価値観を育んできているはず。これまでの経験を振り返ったり、周りからメッセージをもらうことで、「自分って意外と頑張ってきてるんだな」「こんなことを大事にやってきたんだな」ということを見つなおす時間を最初にしっかりとりました。
そして自分を改めて知るだけではなく、時を同じくして入社した同期が頑張っている姿を見たり、今活躍している先輩も昔は悩んでいたんだという姿を知ったりすることは、とても刺激になります。
刺激をもらいながら、「じゃあ、自分は今後どうなりたいんだろう？」と考えることがゴールでした。
最後の感想共有で、研修を受けたみなさんが、自分自身の言葉で、感じたことを語ってくださっていたのがとても印象的でした。社会に出たばかりでまだまだ…と思われがちな若手も、実はしっかり自分で考える力がある。そんなことを私自身も教えていただきました。
今回は、「研修後どのような影響があったか」を人事の方々と振り返りもさせていただいたところ、
研修を受けた方々から、
『キャリアに正解はないと知った』
『旗をたてる大事さを知ると同時に、ハードルを下げて掲げていいんだと思った』
『日頃の想いを、同期には素直に話せた』
という感想が上がってきたとのことでした。（皆さん吸収力が高い！）
立てた目標にどう近づいていくか、については、まだまだ人事の方やマネージャーの方がサポートしていく場面も必要ですねと振り返りでもお話しましたが、まずは考え始めるというきっかけを提供できたことをとても嬉しく思います。
今後もデイトナさんが、自分の人生をドライブする方々が集まる、素敵な会社として続いていくことを願っております！
